【元採用担当が解説】未経験者でもトレーラー運転手になれる!採用される具体的な方法とは?

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トレーラー運転手には未経験者でもなれるのかは、トレーラー運転手になりたいと考えている方にとって重要なポイントになります。

しかし、実際にどう行動すればいいのか、どうすれば未経験でもトレーラー運転手として採用されるのか、わからないことも多いですよね。

そこでこの記事では、現役でトレーラー運転手として乗務し、業界歴20年以上のキャリアの中で採用を担当した経験から、未経験者でもトレーラー運転手として採用されるのか、採用されるための具体的な方法は何なのかについて詳しく解説していきたいと思います。

すすむ

・運送業界=21年
・トレーラー運転手歴=15年
・運行管理者=経験あり
・採用担当=経験あり
・トラクター=スーパーグレート17

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未経験者でもトレーラー運転手になれる!

結論から申し上げますと、採用者目線、現役トレーラー運転手目線どちらから見ても、未経験者でもトレーラー運転手にはなれます。

なぜなら、筆者自身も未経験でトレーラー運転手に採用されていますし、未経験者を採用したことがあるからです。

トレーラーの全長は16m以上あり、車体の大きさや運転方法の違いから未経験者では採用されないことが多いのは事実です。

しかし、2024年問題を契機に働き方改革が行われ、勤務時間の短縮、休日の増加など運転手全体の働き方が見直されています。

扱う荷物は右肩上がりに増加しているのに、勤務時間は減少し、運転手自体の総数も減少傾向になる中で、一度に多くの荷物を輸送できる大型トラックや大型トレーラーに注目が集まり、需要が増加したことで運転手確保の動きが活発になっています。

そのため、現在は未経験者にとって有利な状況で経験がなくても、採用される可能性は非常に高くなっています。

  • 未経験者でもトレーラー運転手は可能
  • 2024年問題でトレーラーの需要増加
  • 運転手確保の動き

未経験者におすすめの仕事内容と職種

ここでは、未経験者でも採用されやすいトレーラー運転手の仕事内容と職種について解説していきます。

採用されやすいトレーラー運転手の仕事内容

未経験者でも採用されやすいトレーラー運転手の仕事内容は

  • 手作業がある

  • 不規則な勤務時間

  • 中・長距離輸送

の3つになります。

手作業は経験者からきついという理由で敬遠されることが多く、不規則な時間帯の勤務は生活リズムに合わないという理由から敬遠されます。

また、長距離輸送は長時間の拘束、車中泊が多いなど家族持ちの経験者から人気がなく、未経験者が採用される確率が高くなります。

そのため、未経験者が最初に目指すべきトレーラー運転手の職種は入れ替わりの多い「中・長距離トレーラー運転手」になります。

採用されやすいトレーラー運転手の車種

未経験者が採用されやすいトレーラーの車種とは

  • セミトレーラーウィング車
  • セミトレーラー平ボディ車

の2車種になります。

セミトレーラーウィング車と平ボディー車が未経験者におすすめの理由は、現在日本を走るトレーラーの中で最も台数が多く、多用途に使用されているからです。

  • 総台数が多い=求人数も多い

未経験者がトレーラー運転手として採用されるためには、経験を積むという理由での妥協は必ず必要になります。

最初から自身の希望するトレーラーに乗務できる確率は、低いということを理解しておきましょう。

未経験者で採用される4つの具体的条件

ここでは、採用者目線で未経験者がトレーラー運転手として、採用されるために必要な具体的条件について解説していきますので、未経験でトレーラー運転手を目指しているのであれば条件を満たしておきましょう。

運転免許は必須!

当たり前のことですがトレーラーの運転に必要な「大型免許・けん引免許」は取得済みであること。

取得予定では万が一試験に不合格になる可能性を否定できず、未経験者の採用には不利に働く要素になるため、面接時には取得した状態でのぞみましょう。

大型トレーラーで輸送する荷物にはフォークリフトなどの建機があり、大型特殊免許も合わせて取得していると採用時に有利に働く可能性があります。

運転経歴

未経験者の採用を考えるときに気にするポイントとして過去の「運転経歴」があります。

  • 運送業界での経験
  • トラック運転手の経験
  • 経験のあるトラックのサイズ

などの経験があるかどうかで総合的に判断します。

運送業界に従事した経験があれば、その車両サイズや仕事内容が採用には大きくかかわり、トラック運転手として最低でも4tトラック以上の経験は最低条件です。

そして、手作業の経験があり中距離程度の輸送経験があれば、未経験者でも採用率は高くなります。

他業種から全くの未経験でトレーラー運転手を目指すのであれば、違ったアプローチの方法が必要になるので下記記事を参考にしてください。

▼おすすめ参考記事▼

他業種から未経験でトレーラー運転手になる方法は?【元採用担当が徹底解説!】

資格取得

資格取得はトレーラーの運転未経験者でも確実にできる「アピール方法」になり、採用に有利に働きます。

運送会社が欲しい人材は「即戦力」として期待できる人材ですが、未経験者においても資格取得済みというポイントは即戦力として期待できるポイントになります。

  • フォークリフト
  • 玉掛け
  • 危険物取扱者
  • 運行管理者

の資格を取得していれば採用する側として「未経験者でも採用したい」と思わせる条件だといえます。

やる気と年齢

未経験者がトレーラー運転手として働きたいのであれば、何よりも「やる気」があることが大前提であり絶対条件です。

採用担当経験者が感じるのは「やる気のない経験者<やる気のある未経験者」で、どの業界でも同じようにやる気のない人間は見抜かれ、採用されません。

また、未経験者がトレーラー運転手として採用される条件として年齢の壁があります。

未経験者採用の年齢の壁
  • 20代=易しい
  • 30代=やや易しい
  • 40代=やや難しい
  • 50代=難しい※対策が必要
  • 60代=不可能ではないがかなり難しい

未経験者において年齢は上がれば上がるほど不利になり、採用される確率は低くなります。

仮に20代で未経験者がトレーラー運転手に応募した場合、免許さえ所持していれば採用されることはよくあります。

しかし、年齢が上がるごとに採用率は下がり、年齢が原因で採用されないことはありえます。

特に40代後半からの年代ではしっかりと手順を踏んで対策する必要があるでしょう。

▼合わせて読んでほしい記事▼

【40・50代未経験者】がトレーラー運転手になるための具体的な方法を元採用担当が解説!

未経験者でも採用される具体的な4つの方法

ここでは、未経験者が採用される可能性の高い具体的な方法を4つ解説していきます、

知人からの紹介

未経験者が採用される可能性がもっとも高いのが「知人からの紹介」です。

知人からの紹介例
ただし
ただし

すすむくん

トレーラーの運転手になりたいから紹介してほしい!

すすむ
すすむ

いいよ!免許持ってる?

資格持ってる?

ただし
ただし

大型免許・けん引免許フォークリフトの資格を持ってるよ!

すすむ
すすむ

会社に聞いてみるよ!

     ↓

知人でトレーラー運転手になりたい人がいるんだけど・・・経験はないけどやる気があって免許もすべて所持しているよ!

○○運送
○○運送

すすむくんがそういうなら面接してみよう!

上記が未経験者が採用される可能性がもっとも高いパターンで、トレーラー運転手として働きたいという知人のために会社側と交渉し、アピールすることで採用される可能性が高くなります。

大手企業を選ぶ

トレーラー運転手未経験者が採用される確率が高いのが「大手企業」の運送会社です。

大手運送会社には新人ドライバー育成制度と呼ばれる、未経験者を育てていく制度がある会社があり、この制度がある運送会社であれば採用される確率は高くなります。

しかし、このような大手運送会社は多くの未経験者が狙っているので、情報収集を怠るとすぐに求人は埋まってしまいます。

新人ドライバー教育制度(会社によって呼び名は変わる)が利用できるかどうかは、企業ホームページに記載されていることが多いので、気になる運送会社を見つけたら確認してみましょう。

転職サイトの利用

トレーラー運転手の「未経験でも可」の求人は転職サイトでも見つけることができます。

特にトラック運転手専門の転職支援サイトであればさらに可能性は高くなり、希望に合ったトレーラー運転手の職種も見つけやすくなるでしょう。

トラック運転手専用の転職支援サイトを利用する注意点として「複数の転職支援サイトに登録する」必要があります。

なぜなら、転職支援サイトはそれぞれ得意なジャンルが違い、公開されている求人も転職サイトによって違うからです。

  • 転職サイト1の扱う求人=A、B、C、D
  • 転職サイト2の扱う求人=A、B、E、F

のように扱っている求人が違うことがあるので、未経験者でトレーラー運転手の求人を探すのなら、できるだけ多くの転職支援サイトに登録して情報収集を行うようにしましょう。

▼おすすめの転職求人サイトが分かる記事はこちら▼

トラック運転手・ドライバーへのおすすめ転職求人サイト3選!希望にあった求人が見つかる!

転職エージェントを雇う

転職エージェントの主な役割は、転職を希望する個人を支援し、転職成功まで導くことです。

エージェントは個々のスキルやキャリア目標に合った仕事を見つけ出し、面接のセットアップも行います。

また、転職エージェントはその業界の転職市場の動向に詳しく、その知識を活かして希望者の転職成功率を向上させるのが仕事です。

  • 法律トラブル=弁護士
  • 健康=医師

のように問題を解決するためにはその道の専門家の助けが必要になります。

未経験からのトレーラー運転手への転職で「知人なし・大手運送会社の求人なし・転職支援サイトにも求人なし」であれば、転職や就職の専門家である転職エージェントを雇うという考え方が必要になります。

分かりやすいたとえは、上記でご紹介した知人の役割を転職エージェントにしてもらうということです。

転職エージェントは企業の内部情報や非公開求人を知っていることもあるので、自身では見つける事のできなかった求人が見つかる可能性があるでしょう。

未経験の女性でもトレーラー運転手になれる

近年、国土交通省のトラガール促進プロジェクトにより、業界全体で女性ドライバーが増えてきています。

その中でも大型トレーラー運転手の女性ドライバーが増えてきており、筆者の周りでも女性ドライバーが多くなってきているのを実感します。

大型トレーラー運転手に女性運転手が増えた理由として

  • 肉体的負担の少ない仕事が多い
  • YouTubeでの女性運転手の活躍

などがあげられ、ダンプトレーラーや海コントレーラーなど、肉体的負担の少ない仕事内容の車種が人気となっています。

運送業界においては深刻な運転手不足を解消するために、女性運転手の確保は重要なポイントで、未経験者を積極的に採用していく流れができつつある今こそが、トレーラー運転手になるタイミングであるといえるでしょう。

国土交通省:トラガール促進プロジェクト

まとめ

未経験でトレーラー運転手になるには、採用されるための条件を満たし、資格の取得が必須となります。

未経験で採用される可能性をたかめることができるのは「知人の協力・大手企業の求人・転職支援サイトの活用・転職エージェントの雇用」です。

トレーラー運転手へのハードルは高く、使えるものは最大限活用してトレーラー運転手を目指してください。

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